【金沢⇔和倉温泉】観光列車・花嫁のれんに乗ってみた【過去旅行レポ】

2025/04/10

レポ 観光地 金沢 旅行

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 2023年12月初旬、金沢を訪れた際にみどりの窓口で観光列車の「花嫁のれん」に空席があることを知り、金沢から和倉温泉を「花嫁のれん」で往復しました。

乗車レポートを投稿する前の2024年1月1日に能登半島に大きな地震が発生し、観光列車「花嫁のれん」は一時運行を休止していましたが、約1年3カ月、2025年3月7日(金)から、貸切ツアーなどの団体専用臨時列車として運転を再開しました。この先、個人での利用も可能になってくることを希望しながら1年半ほど前の乗車レポートになりますがご紹介します。

花嫁のれんは金沢駅と和倉温泉駅を結ぶ観光列車

スマホ撮影なので画質が悪い(なつき撮影)

花嫁のれんは金沢駅と和倉温泉の間を走る観光列車です。観光列車と聞くと美しい景色を想像しますが、絶景が観える路線ではなく、金沢駅を出てからは長閑な風景が広がったまま和倉温泉に到着します。

外観だけではなく、内装も客席からトイレまでもがとても美しい日本美を感じることができる観光列車です。


花嫁のれんをくぐって車両に向かうワクワク感は最高


のれんをくぐって車両に乗り込む(なつき撮影)

金沢駅では、花嫁のれんの特別ホームが設置されています。ホームは通常ホームよりフォーラス側に作られていて、結構歩きますがホームは和を感じさせるデコレーションがされていて、花嫁のれんの車両が入る直前にはアテンダントの方がホームに花嫁のれんを飾ったりと、観光列車の旅への期待値をぐっと高めてくれます。

金沢駅のホームも花嫁のれん特別仕様(なつき撮影)

この日は雪がちらついていて、金沢らしさをよけいに感じることができました。搭乗券を当日購入したので、花嫁のれん専用のお弁当やスイーツの予約はできず。金沢駅「あんと」で芝寿司と加賀棒茶のペットボトルを手に乗車しました。

金沢駅駅の鼓門(なつき撮影) こんにちは、なつきです。日本には数多くの魅力的な観光地がありますが、その中でも東京から日帰りで訪れることができる石川県金沢市は特に魅力的です。本記事では、金沢市に2年弱住んでいた筆者が、東京から日帰りで行ける金沢の魅力やアクセス方法、観光スポット、グ...

花嫁のれんが走る日だけ見られる各駅の歓迎風景


和倉温泉駅(なつき撮影)

途中で停車する駅では花嫁のれんが運行される日に花嫁のれん仕様のデコレーションが行われるようです。金沢駅からの最終到着駅である和倉温泉駅ではひときわ大きな看板が用意されていました。

途中駅でも運航日だけデコレーションされる(なつき撮影)

一緒に乗車していた女性グループは各駅で写真を撮るために下車していましたが、花嫁のれんの出発時にアナウンスがかからないため、なんと七尾駅で置いていかれることに。旅の恥も・・・というところでしょうか。

花嫁のれんの車内は結構狭い

花嫁のれんの車内はゆったりとした席配置ですが、1人が利用できるスペースは結構狭いです。1号車の定員は24名、2号車の定員は28名、フリースペース席は車椅子用で2席が用意されています。

途中、アテンダントが各席を回って花嫁のれん乗車記念の大きなプレートを掲げての車内記念撮影タイムもありました。

1号車はブースで区切られている


1号車2人席(なつき撮影)

1号車はテーブルを挟んで2席ずつのブース、4人席のブース、そして1つのテーブルと窓に向けた3席のブースで区切られていました。この区切りは結構狭く大きな荷物は足元に置くスペースがないので荷物棚に上げました。

1号車3人席のうち1席の様子(なつき撮影)

中国から来た観光客ご夫婦と一緒の3人席でしたが、他の席が空いていたので金沢駅出発後は空席に移動することが可能でした。私が当日の切符を購入後は満席表示でしたが、案外当日キャンセルの人も多いのかもしれません。

4人席ブース(なつき撮影)
4人席ブースはさらに狭いイメージでしたが、仕切られているのでグループでの観光に最適。大賑わいの車内でも気にならないほど、電車の走行音が心地いいです。

2号車はイベントスペースがある


2号車の様子(なつき撮影)

2号車にはイベントスペースがありました。記念乗車証は2号車に置いてありました。私は上下共に1号車利用でしたので、2号車に入ったのは写真を撮っただけですが、2号車は1号車のようにブースで区切られていない分、ゆったりとした空間でした。

記念乗車証の中には記念スタンプを押す箇所(なつき撮影)

記念乗車証とスタンプ台は2号車に設置されていました。自分でもらいに行かないと手に入らないのでアナウンスを聞き逃すと手に入れないままだったかもしれません。

花嫁のれん車内では飲食が販売


どれも美味しい(なつき撮影)

和風ワッフルや輪島塩サイダーなど、1号車のエントランス部分で社内販売されていました。購入した飲み物などは席まで届けてくれました。手拭きや紙コップまで花嫁のれん仕様でワクワクは続きます。

とにかく揺れる

車内販売開始は列車運行中なので、エントランス部分での買い物中は大きく揺れます。特に1号車と2号車を行き来する場合はとても大きく揺れますので、乗車の際はご注意を。

工芸品の展示は揺れながら見る(なつき撮影)

エントランスには車内販売の他、伝統工芸品を紹介する展示もありました。金沢といえば金箔ですよね。飾られているものはどれも煌びやかです。

2025年3月7・8日に貸切専用臨時列車として復活

和倉温泉駅からも花嫁のれんを利用(なつき撮影)

約1年3カ月、2025年3月7日(金)から2日間、貸切ツアーの団体専用臨時列車として運転を再開。その後の運行予定は公式サイトで発表がされています。現時点ではクラブツーリズムなどのツアー利用のみなので、旅行会社などを通じての乗車しかできませんが金沢旅行を検討の際には利用してみるのもオススメです。


和倉温泉は復興のさなか


記念に購入したキーホルダー(なつき撮影)

和倉温泉を含む能登半島は未曽有の大地震により未だ復興のさなかです。能登半島わくらづくしのサイトには復興について以下のようなメッセージがあります。
能登半島地震が令和6年1月1日に和倉温泉を含む広範囲で大きな被害をもたらしました。この災害により、和倉温泉では施設の損壊やインフラの破壊などが起こり、現在は復旧・復興に向けて懸命の努力を続けています。しかし、被害の大きさから、お客様を再びお迎えできる状況になる見通しは立っておりません(一部旅館は営業再開しております)。一日も早くお客様をお迎えできるよう、皆様からの温かいご支援をお願いいたします。─能登半島わくらづくし より

能登半島わくらづくし公式サイト> 

まだまだ温泉旅館の営業数も少ないですが、のとじま水族館の完全営業再開や和倉温泉総湯(日帰り温泉)の通常営業など和倉温泉を観光として訪れることができるようになってきています。

金沢駅から和倉温泉駅まで花嫁のれんで1時間半ほどの観光列車旅をご紹介しました。機会がありましたらぜひ楽しんでください。

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2024年2月に『終活ライフケアプランナー』の資格を取得いたしました。生まれは福岡県、住んだところは京都、大阪、石川、千葉。国内で行ってないところは四国の4県と東北4県、沖縄。目指すは全国制覇。旅行へ行くのが大好き。 ブログ内の写真は投稿者「なつき」が撮影したものも多くあります。写真はピクスタで販売中です。

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