武雄温泉の楼閣 |
こんにちは、なつきです。佐賀県は美しい自然環境と豊かな温泉文化が融合した魅力的な温泉地が数多く存在します。その中でも特に人気の高い温泉地5選をご紹介します。ぬるぬる感がたまらない佐賀県で人気の温泉地に、ぜひ足を運んで癒しのひとときをお過ごしください。
嬉野温泉(嬉野市)
嬉野温泉は、佐賀県嬉野市に位置する温泉地です。江戸時代から栄え、現在でも嬉野川の清流に沿って多くの宿が立ち並び、多くの観光客に愛されています。嬉野温泉は「美人の湯」として知られており、美肌効果が期待されています。
また、嬉野温泉は古くから名泉として知られており、和銅6年(713年)に編纂された「肥前風土記」にもその名が記されています。伝説によれば、神功皇后が三韓出兵の帰途に嬉野に立ち寄り、嬉野川の河原で白鶴が羽根を湯に浸して元気に飛び立つ様子を見て、戦傷兵を同じように湯に浸したところ、傷が癒えたと言われています。この出来事から「うれしの(嬉野)温泉」と名付けられたと伝えられています。
江戸時代には長崎街道の宿場町として栄え、多くの人々が往来していたそうです。現在の嬉野温泉は、その歴史と自然の美しさを兼ね備えた温泉地として、旅行者にとって魅力的な場所となっています。ぜひ、嬉野温泉での滞在を楽しんでください。
武雄温泉(武雄市)
透明で柔らかな湯の感触が特徴の武雄温泉は、1300年以上の歴史を持つ温泉地です。泉質はさまざまな成分が程よく含まれた弱アルカリ単純泉であり、保温性にも優れています。そのため、肌になじみやすくしっとりとした感触があり、古くから美人の湯として知られています。
武雄温泉の中でも特に有名な施設が「元湯(もとゆ)」です。「元湯」は地元の人々に愛されており、明治9年に建設された木造の温泉施設としては日本最古とされています。伝説によれば、神功皇后が凱旋の途中で太刀の柄で岩を突き刺したところ、湯がたちまち湧き出たと言われています。そのため、かつては柄崎温泉と呼ばれていたそうです。また、蓬莱山の麓から湧き出ることから蓬莱泉とも呼ばれていました。なお、武雄は嬉野と同様に、肥前国風土記にその名が登場します。
・井手ちゃんぽん本店
・餃子会館
・御船山楽園
・森とリスの遊園地 メルヘン村
古湯・熊の川温泉(佐賀市富士町)
古湯温泉はアルカリ性単純温泉であり、源泉温度は43℃のぬる湯です。開湯伝説によれば、約2200年前に秦の始皇帝の命令で、不老長寿の薬を求めて来日した徐福がこの温泉を発見したと言われています。古湯温泉は古くから湯治場として知られており、斎藤茂吉や青木繁、郭沫若などの文人墨客も多く訪れました。1966年(昭和41年)7月22日には、熊の川温泉と共に国民保養温泉地に指定されました。
熊の川温泉は、ラドンを含むラジウム温泉(放射能泉)です。微量の放射線を吸収することで、身体の細胞を刺激し、免疫力向上や血流改善の効果があると言われています。また、痛風や糖尿病、アトピーなどにも効果があるとされています。古くからの記録によれば、大同元年(806年)には僧空海が唐から帰国し、全国行脚の途中で弘仁12年(821年)にこの地を訪れ、水鳥が水浴びする様子を見て温泉を発見したと伝えられています。その後、水没や再興を繰り返しながら、現在まで受け継がれてきました。そのため、詳しい歴史を知ることは難しいですが、古くから親しまれてきた温泉として知られています。ぬるいお湯なので、長時間入浴することができ、体の芯から温まり、冬場でもすぐに体が冷えることはありません。
川上渓・佐賀大和温泉(佐賀市大和町)
「九州の嵐山」として知られる景勝地、川上峡(かわかみきょう)は、昔から佐賀の人々に愛される美しい場所です。この景勝地は、佐賀市から三瀬方面に向かう途中の山のふもとに位置し、一年を通じて多くの観光客が訪れます。
春には桜の花が咲き誇り、約300匹もの鯉のぼりが川面を彩ります。遊覧船(有料)に乗れば、美しい景色を楽しみながら川を航行することができます。夏には深緑の風景の中、子供たちが川で遊ぶ様子や花火大会、灯ろう流しが行われます。秋には山々の紅葉が美しく彩りを添え、しっとりとした雰囲気を楽しむことができます。
周辺には由緒ある寺院や神社、季節の花が楽しめる日本庭園、そして山の中腹には巨石群が残っています。さらに、24時間入浴できる温泉センターもあります。川上峡では、地元の名物である白玉饅頭もお土産におすすめです。この白玉饅頭は、佐賀の上質な米の粉を使用しており、中には控えめな甘さの餡が入っています。昔ながらの味わいに、多くのファンがいます。夏はホテル龍登園のプールも人気のスポットです。
川上峡は、自然の美しさと豊かな観光スポットが融合した素晴らしい場所です。四季折々の風景や伝統的な文化に触れながら、心豊かな時間を過ごしてください。
太良竹崎温泉(藤津郡太良町)
亀の瀬温泉、たら竹崎温泉、太良嶽温泉の3つの温泉が太良竹崎温泉の総称となっており、地下約1300mから湧き出る源泉は神経痛や疲労回復、冷え性などに効果が期待できます。展望が自慢の宿や趣向を凝らした露天風呂が多くあります。
有明海沿いに位置する温泉地であり、日本最大の干潟を誇る太良竹崎温泉は、泉質がナトリウム炭酸水素塩泉です。この温泉は、肌をしっとりとなめらかにし、無色透明でわずかに塩味のある特徴的な温泉です。太良竹崎温泉は、新鮮な海の幸に恵まれており、一年中楽しむことができる「竹崎蟹」を求めて多くの観光客が訪れます。
また、冬場の国道207号線沿いには多くのカキ小屋が並ぶ元祖カキ小屋街道があります。ここでは、「竹崎カキ」を求めて週末には行列ができるほどの人気となっています。
・竹崎カニ
・竹崎カキ
・竹崎城址展望台
・白浜海水浴場
・大魚神社の海中鳥居
美人の湯で身も心もリラックス
佐賀県は温泉愛好家にとって魅力的な場所です。美しい自然環境に囲まれた温泉地で、ぬるぬる感がたまらない温泉に心身を癒されることができます。豊かな泉質や効能を持つ温泉や、歴史や伝説が息づく温泉地など、多彩な選択肢があります。ぜひ、佐賀県の人気温泉地を訪れて、癒しとリラックスを満喫してください。